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AIに正解を聞ける時代に、子どもに本当に必要な力とは?〜大仏コーチングが考える「自己理解」の重要性〜

「これからはAIの時代だから、勉強しないといけない」
「AIに仕事が奪われる時代になる」
「今後は“考える力”が必要」

最近、このような言葉を耳にすることが増えました。

実際に、ChatGPTをはじめとする生成AIは急速に広がっています。

わからないことがあればAIに聞けばいい。
文章も作れる。
調べ物もできる。
アイデアも出してくれる。
要約もしてくれる。

少し前までは「人にしかできない」と思われていたことを、AIがどんどんできるようになっています。

そんな時代の中で、多くの親御様が不安を感じています。

「これから子どもに何を身につけさせればいいのだろう」
「勉強だけで本当に大丈夫なのかな」
「AI時代を生き抜ける子にするには、何が必要なんだろう」

そして、子どもたち自身も、見えない不安を抱えています。

正解がわからない。
将来が見えない。
何を頑張ればいいのかわからない。
周りと比べて、自分に価値があるのかわからない。

中学生と話していると、そう感じることがあります。

でも、私は思うのです。

これからの時代に本当に必要なのは、

👉 「正解を出す力」

ではない。

むしろ、AIが正解を出してくれる時代だからこそ、

👉 “自分を知る力”

が、これまで以上に大切になるのではないかと。

AI時代、「正解を知っていること」の価値は下がっていく

少し考えてみてください。

昔は、「知識を持っている人」が強い時代でした。

わからないことを知っている。
情報を持っている。
答えを知っている。

それが価値でした。

だから学校教育でも、

・正解を覚える
・間違えない
・早く解く
・知識量を増やす

ことが重視されてきました。

もちろん、今でも基礎学力は大切です。

読み書き計算。
基礎知識。
考えるための土台。

それらは必要です。

しかし、AIが発達した今、「知識だけを持っていること」の価値はどんどん下がっています。

なぜなら、わからないことはAIに聞けば、すぐ答えが出るからです。

しかも、人間より速く、正確に。

例えば、

・調べ物
・要約
・文章作成
・翻訳
・アイデア出し
・分析

こういったものは、AIがかなり高いレベルでできるようになっています。

つまり、

👉 「正解を知っている」

だけでは、価値になりにくい時代になっているのです。

AIは「正解」を出せる。でも、「あなたはどうしたい?」には答えられない

ここが、とても大切です。

AIは、たくさんの情報をもとに「最適っぽい答え」を出すことはできます。

でも、

👉 「あなたは、本当はどうしたいの?」

には、答えられません。

例えば、

「偏差値が高い高校はどこですか?」
これはAIが答えられます。

でも、

「自分に合う高校はどこですか?」
となると、話は変わります。

なぜなら、その答えは、その人自身の中にしかないからです。

・どんな環境だと安心できるのか
・どんな人間関係が合うのか
・何を大切にしたいのか
・どんな未来にワクワクするのか
・どんな時に自分らしくいられるのか

これはAIが決めるものではありません。

自分で感じ、考え、選ぶものです。

つまり、これからの時代に必要なのは、

👉 「正解を出す力」よりも
👉 「自分にとっての最適解を見つける力」

なのです。

関連記事:【中学生の進路で悩む親御様へ】「正解を選ぶ子」と「自分で選べる子」の決定的な違い

今の中学生は「正解探し」が苦しくなりやすい

今の中学生を見ていると、「正解探し」に苦しくなっている子が本当に多いと感じます。

・間違えたくない
・失敗したくない
・嫌われたくない
・空気を読みたい
・周りから浮きたくない

だから、自分の気持ちよりも「正しい答え」を優先してしまう。

本当は嫌なのに、「みんながやっているから」と合わせる。
本当は不安なのに、「大丈夫」と言ってしまう。
本当はやってみたいのに、「どうせ無理」と諦める。

これは、子どもたちが弱いわけではありません。

むしろ、情報が多すぎる時代だからこそ、正解を探し続けてしまうのです。

SNSを開けば、他人の成功が流れてくる。
「こうあるべき」がたくさん見える。
AIに聞けば、“それっぽい正解”が返ってくる。

そんな時代だからこそ、

👉 「自分はどうしたいのか」

が、わからなくなってしまう子が増えています。

「AIに相談する中学生」が増えている理由

最近では、中学生でもChatGPTを使う子が増えています。

宿題。
調べ物。
進路相談。
悩み相談。

実際に、

「AIの方が話しやすい」
「否定されないから安心する」
「何を言っても怒られない」

という声を聞くこともあります。

私は、これが今の時代を象徴していると思っています。

子どもたちは、「正解」だけを求めているわけではないのです。

本当に求めているのは、

👉 「安心して自分を出せる場所」

なのかもしれません。

だからこそ、これからの教育や子育てでは、

正しい答えを教えること
間違えないようにすること

だけではなく、

👉 「自分はどう感じるのか」
👉 「自分は何を大切にしたいのか」

を考えられる環境が必要なのです。

「自己理解」がないと、人は迷いやすくなる

私は、中学生にとって本当に大切なのは「自己理解」だと思っています。

自己理解とは、

・自分の気持ちを知ること
・自分の価値観を知ること
・自分の得意・苦手を知ること
・自分が安心できる環境を知ること
・自分が大切にしたいものを知ること

です。

これがあると、人は迷いながらも前に進めます。

逆に、自己理解がないと、ずっと周りの正解に振り回されます。

「みんながこうしてるから」
「親がこう言うから」
「先生がこう言うから」
「SNSでこう言ってたから」

自分の軸がないので、他人の基準で生きるしかなくなるのです。

でも、それでは苦しくなります。

なぜなら、自分の人生なのに、“自分”がいなくなるからです。

「自己理解がある子」は、失敗しても折れにくい

ここはとても大切です。

自己理解がある子は、失敗しないわけではありません。

むしろ、迷うこともあります。
悩むこともあります。
失敗することもあります。

でも、折れにくいのです。

なぜか。

👉 「自分を知っているから」

です。

例えば、

「自分は人と比べると苦しくなりやすい」
「一人の時間がないと疲れる」
「こういう言い方をされると傷つきやすい」
「本当はこういうことが好き」

これを知っていると、自分を立て直しやすくなります。

逆に、自分を知らないと、

「自分はダメだ」
「周りみたいにできない」
「なんで自分だけ」

となりやすい。

だから、自己理解は“甘え”ではありません。

むしろ、

👉 「自分の人生を生きるための土台」

なのです。

実は、「自分がわからない大人」も増えている

これは、中学生だけの話ではありません。

実は、

「自分が何をしたいかわからない」
「本当はどう生きたいかわからない」

と悩んでいる大人もたくさんいます。

仕事。
人間関係。
生き方。

「周りの正解」で生き続けた結果、自分がわからなくなっている人が多いのです。

だから私は、中学生のうちから自己理解が必要だと思っています。

早いうちから、

・自分の気持ちを知る
・自分の価値観を知る
・自分の本音を言葉にする

経験を積んでいく。

それが、その子の人生を支える土台になるからです。

中学生に必要なのは、「もっと頑張れ」ではない

親御様も、きっと不安だと思います。

AI時代。
将来が見えない。
競争が激しい。
勉強もしないといけない。

だからこそ、

「もっと頑張りなさい」
「ちゃんと考えなさい」
「将来困るよ」

と言いたくなる気持ちも、よくわかります。

でも、今の中学生に必要なのは、ただ「頑張らせること」ではありません。

むしろ必要なのは、

👉 「自分はどうしたいのか」を考えられること

です。

何が好きなのか。
何を大切にしたいのか。
どんな時に苦しくなるのか。
どんな環境なら安心できるのか。

それを知らないまま頑張ると、人はどこかで苦しくなります。

だから私は、中学生にこそ「自己理解」が必要だと思っています。

子どもは「正しい親」より、“安心できる親”を求めている

ここで、親御様に一つ問いかけたいことがあります。

お子さんは、

「何をしたら怒られないか」

を考えることが増えていませんか?

それとも、

「自分はどうしたいか」

を考えられているでしょうか。

子どもは、正論だけでは動きません。

もちろん、ルールや指導も必要です。

でも、それ以上に大切なのは、

👉 「安心して自分を出せること」

です。

否定されない。
比べられない。
正解を押しつけられない。

そんな安心感の中で、子どもは少しずつ「自分」を見つけていきます。

大仏コーチングが大切にしていること

大仏コーチングでは、答えを教えることをゴールにしていません。

もちろん、必要なアドバイスをすることはあります。

でも、それ以上に大切にしているのは、

👉 「その子自身が、自分のことを知ること」

です。

何が好きなのか。
何が嫌なのか。
何を大切にしたいのか。
どんな未来を描きたいのか。

それを、対話を通して少しずつ言葉にしていく。

すると、子どもたちは変わっていきます。

「自分って、こういうところあるかも」
「本当はこれやってみたいかも」
「自分はこれを大事にしたい」

こうして、“自分の人生”が少しずつ始まっていきます。

私は、AI時代だからこそ、

👉 「自己理解を深める授業」

が必要だと思っています。

正解を教えるだけではなく、
「自分を知る力」を育てる教育。

それが、これからの時代に本当に必要なのではないでしょうか。

関連記事:【教育関係者の皆さまへ】コーチングを用いた「自己理解授業」のご提案―子どもたちの未来を切り拓く、新しい学びのかたち―

関連記事:中学生に「答え」を教えない「読むコーチング本」を書いた理由

まずは「自分を知る時間」をつくってほしい

「自己理解って大切そうだけど、何から始めればいいのかわからない」

そう感じる親御様もいると思います。

そんな方に、まず手に取っていただきたいのが、私の著書
『心のキャッチボール 〜自分を知る練習ノート〜』
です。

この本は、答えを教える本ではありません。

「自分はどう感じるのか」
「本当は何を考えているのか」
「何を大切にしたいのか」

そうした“自分との対話”をするための本です。

今の時代、情報はたくさんあります。

でも、自分の心と向き合う時間は、どんどん減っています。

だからこそ、まずは少し立ち止まって、

👉 「自分を知る時間」

を持ってほしいのです。

こちらから購入いただけます!

著書 『心のキャッチボール 〜自分を知る練習ノート〜』

関連記事:『心のキャッチボール』のそばにいてくださる大人の方へ

最後に

AIは、これからもっと進化していきます。

便利になる。
効率化される。
正解は、ますます簡単に手に入るようになる。

でも、その時代だからこそ、

👉 「あなたはどうしたいの?」
👉 「あなたは何を大切にしたいの?」
👉 「あなたは、どんな人生を生きたいの?」

この問いに向き合える力が、ますます大切になります。

そして、その力は急には育ちません。

中学生の時期から、少しずつ
「自分を知る」
経験を積み重ねていくことが大切です。

AI時代に必要なのは、正解を出す力ではありません。

👉 “自分にとっての答え”を見つける力。

その土台になるのが、「自己理解」です。

大仏コーチングでは、これからも
「自分を知り、自分の人生を選べる子どもたち」
を増やしていきたいと思っています。

まずは著書
『心のキャッチボール ― 自分を知る練習ノート ―』
を通して、“自分を知る時間”を始めてみてください。

そして、もっと深くお子さんと向き合いたい方、自己理解を深めたい方は、いつでもご相談ください。

これからの時代を生きる子どもたちに、本当に必要な力を、一緒に育てていきましょう。

著書 『心のキャッチボール 〜自分を知る練習ノート〜』

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