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高校受験よりも大切な、中学生で育てたい“習慣”とは?

まず最初に、このブログを読んでくださっているあなたに感謝をお伝えしたいです。
子どものことを真剣に考え、未来のために情報を探してここまで辿り着いてくださったこと、それ自体がすでに素晴らしい愛情の証だと思います。

私が日々コーチングをしていて感じるのは、親が子どものためにできることは「知識や正解を与えること」以上に、子どもが自分を理解し、自分の力で歩むことを支える姿勢だということです。

コーチングの大きな役割は、子どもが「どうしたいのか」「どんな気持ちなのか」を見つけていく手助けをすること。つまり、自己理解を深める習慣を育むことです。
この自己理解は、一夜にして身につくものではなく、ピアノや英会話と同じように「習い事」としてコツコツ続けていくからこそ、自然と子どもの中に根づいていきます。

今日はその中でも「受験勉強より大切にしたい習慣」について、感謝の気持ちを込めてお伝えします。

1. 生活リズムを整える習慣

毎日のご飯を用意し、朝起こし、夜更かしを気にかける。
親にとっては当たり前のようでいて、とても尊い営みです。

「ちゃんと寝なさい」「スマホはやめなさい」と繰り返すことは、時に疲れてしまうかもしれません。
それでも続けている親御さんの努力に、子どもは必ず気づいています。

「今日もお弁当ありがとう」
「朝起こしてくれて助かった」

そう言ってくれる日が少なくても、生活習慣を整える手助けをしてくれる存在に、子どもは感謝を抱いています。

受験勉強の効率よりも、まずは「規則正しい生活リズム」。
その基盤があるからこそ、学びや自己理解の時間が活きてきます。

2. 気持ちを言葉にする習慣

思春期の子どもは、感情があふれても上手に言葉にできないことが多いです。
そんな時に「今日どうだった?」と聞いてくれる親御さんの存在は、子どもにとって安心そのもの。

「わからない」「別に」と返ってくることが多くても、問いかけてくれること自体に、子どもは感謝しています。

私がコーチングで感じるのは、自分の気持ちを言葉にする習慣は、自己理解を深め、自信を育てる第一歩だということです。
そして、その習慣は家庭でのちょっとした会話から始まります。

親御さんが「教えてくれてありがとう」と言葉にしてあげると、子どもも安心して心を開きます。
コーチングは、まさにこの「気持ちを言葉にする練習」を習い事のように繰り返すことで効果を発揮します。

3. 小さな挑戦を喜ぶ習慣

「うちの子は挑戦しない」「やる気が見えない」——そう感じる日もあるでしょう。
でも実は、子どもなりに毎日、小さな挑戦をしています。

苦手な友達に声をかけてみた

苦手教科のプリントを1枚やってみた

体育の授業を最後まで頑張った

その一つひとつを見つけて「頑張ったね」と伝えてあげること。
その承認が、子どもの未来を支える力になります。

「今日もよくやったね」
その言葉を言ってくれる親の存在に、子どもは心の中で「ありがとう」とつぶやいています。

コーチングでは、こうした「小さな挑戦」を積み重ねることを大切にします。挑戦を習慣化することで、子どもは「できた!」という成功体験を積み、自分を信じられるようになるのです。

4. 興味を尊重する習慣

子どもが夢中になることは、ときに親の価値観とずれているかもしれません。
でも、そこで「やめなさい」と否定せず、「何が面白いの?」と聞いてくれる親の姿勢は、子どもの世界を大きく広げます。

ある中学生は「ゲームばかり」と叱られていたのですが、親が一緒に調べてくれたことをきっかけに、プログラミングに興味を持つようになりました。

興味を認めてもらえた経験は、自己理解を深め、自己肯定感を育てます。
子どもは「自分を信じてくれる親がいる」ことに、心から感謝しているのです。

コーチングでも、この「興味を出発点にした探求」が大切にされています。習い事としてのコーチングは、子どもが好きなものを通じて自分を理解し、将来につなげる練習の場になるのです。

5. 感謝と対話の習慣

最後に一番大切な習慣は、「ありがとう」を伝えること。

お弁当を作ってくれてありがとう

学校まで送ってくれてありがとう

相談を聞いてくれてありがとう

親子で「ありがとう」を交わせる習慣は、家庭の空気を温かくします。
そして子どもが社会に出たときにも、人との関係を築く力になります。

私自身、コーチングのセッションで子どもが「今日はお母さんにありがとうって言えた」と笑顔で報告してくれる瞬間に立ち会うたび、胸が熱くなります。

感謝の習慣は、対話の習慣につながり、自己理解を深め、人と関わる力を育むのです。

おわりに:受験よりも大切なこと

高校受験はもちろん大切ですが、それ以上に価値のあるのは「親子で積み重ねてきた習慣そのもの」です。

・生活リズムを整える

・気持ちを言葉にする

・小さな挑戦を喜ぶ

・興味を尊重する

・感謝を伝える

その一つひとつが、子どもの一生を支える力になります。

そして、その習慣づくりを「コーチング」という習い事を通じて日常に組み込むことで、子どもは自然と自己理解を深め、未来を切り拓く力を育てていきます。

「子どもの未来を信じている」その思いが、子どもの背中を支える一番の力です。
親御さんのその姿勢に、心から感謝をお伝えします。

👉 もし「うちの子に合った習慣づくりをもっと知りたい」と感じられた方は、ぜひお気軽にご相談ください。
あなたとお子さんの未来を、一緒に育んでいけることを楽しみにしています。

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