「つい怒ってしまう…誰にも相談できない子育ての不安に寄り添います」
中学生になった子どもが、急に話さなくなった。
目が合っても、返ってくるのは「うざい」「別に」「ほっといて」。
こちらは心配してるのに、伝えようとすればするほど遠ざかっていくようで──
気づけば、ため息ばかりの毎日。
どう接すればいいのかもわからないまま、誰にも相談できず、ひとりで悩んでいませんか?
このブログでは、「思春期の子どもとの関わり方がわからない」と感じている親御さんに向けて、
子どもとの向き合い方・気持ちの受け止め方・そして親としての心の保ち方を、
コーチングの視点から丁寧にお届けします。

「正解がわからない」毎日
「うちの子、最近話してくれない」
「目が合ってもスマホばかりで、何を考えているのかわからない」
「つい、口うるさく言ってしまって、自己嫌悪になる」
──そんなふうに思いながら、今日も1日が終わっていませんか?
中学生という時期は、心と体が大きく変わるタイミングです。
本人も戸惑っているし、親である私たちも戸惑います。
厳しく言えば反発される。
放っておけば不安になる。
「どう関わればいいのかわからない」というのは、自然なことなんです。
私はこれまで多くの中学生、そしてその親御さんと関わってきました。
誰もが「わが子のために」と思っている。
でも、「そのために、何をどうすればいいのか」がわからず、苦しんでいます。
そして、一番つらいのは、その悩みを誰にも相談できないことです。
子育てに「孤独」を感じていませんか?
私がコーチングをしている親御さんの多くが、最初に口にする言葉があります。
「子育てって、こんなに孤独なんですね……」
特に中学生の親になると、子どもが自立に向かって動き始める分、
「かつてのような密な関係」ではいられなくなります。
かといって、学校のこと、進路のこと、友達関係のこと……
気になることはどんどん増えていく。
「話しかけても、うざがられるだけだし」
「周りの家庭はうまくいってるように見えるし」
「こんなことで悩んでるのは私だけかも……」
そうやって、親御さんはどんどん孤立してしまうのです。
「良い親でいよう」と頑張っているのに…
あなたはきっと、毎日頑張っています。
子どものことを考えて、
ちゃんと話を聞いてあげようとして、
少しでも前向きに接しようとしている。
でも、うまくいかない日もある。
「また怒っちゃった…」
「なんであんな言い方しちゃったんだろう…」
「本当は優しく接したいのに…」
そんなふうに、自分を責めていませんか?
でも、責めないでください。
あなたは、子どものことを一番に考えているからこそ、悩んでいるのです。
本当に放棄していたら、そんなに心を痛めたりしないんです。
中学生は「自分でもわからない時期」
私がこれまで関わってきた中学生の多くが、
「自分の気持ちがよくわからない」と言います。
・友達と話していてもどこかモヤモヤする
・親に言われたことにイライラするけど、言い返せない
・将来のことを聞かれても、考えたくない
思春期の脳は、まだ「感情と言葉」が結びついていません。
「感じていること」を、うまく言葉にできないのです。
だからこそ、
中学生とのコミュニケーションには「対話」が必要になります。
「何も言わない」は「何も感じていない」じゃない
例えば、あなたが「今日どうだった?」と聞いたときに、
子どもが「べつに」と答えたとします。
でも、実際には──
・学校でちょっと嫌なことがあった
・テストで失敗して落ち込んでいる
・親に心配をかけたくなくて隠している
そんな気持ちが、奥にあるかもしれません。
「何も話さない」=「何も考えていない」ではないのです。
話せないのではなく、「話したいと思える安心感がないだけ」かもしれません。
親として、どう関わればいいのか?
ここで「正解」をお伝えすることはできません。
なぜなら、子どもも、親も、1人ひとり違うからです。
でも、ひとつだけ確かなことがあります。
「親が子どもに関心を持ち続けること」
「子どもを1人の人間として尊重し続けること」
この姿勢こそが、最も大切で、最も難しいけれど、
最も子どもに届く関わり方です。
では、どうやって実践するのか?
ここで、実際の相談者さんのエピソードをご紹介します。
ケース:中2男子の母「息子と会話がない」
中学2年生の息子さんがいて、最近ほとんど会話がないというお母さん。
何を聞いても「うるさい」「うざい」「関係ない」と返されてしまう。
そんな状況で、最初のコーチングでは、
お母さんがポロポロと涙を流しながら話してくれました。
「私、何か間違ってますか?」
「あの子のためを思ってるだけなのに、全部拒否されてしまうんです」
この方に私がお伝えしたのは、「関わり方の引き算」でした。
「何を伝えるか」よりも、「どれだけ余白を持つか」が大切な時期だと伝えました。
結果、このお母さんは、あえて「何も言わない時間」を作るようにしました。
すると数週間後──
息子さんの方から「ねぇ、これ聞いて」と話しかけてくることが増えたのです。
「わからない」ときこそ、支えが必要
中学生の子育てにおいて、
「自分1人でなんとかしなきゃ」と思う必要はありません。
むしろ、誰かに話すことこそが、親としての力になると私は思っています。
私自身も、中学時代は人間関係で苦しみ、
誰にも相談できずに孤独を抱えていました。
大学4年の時、コーチングに出会い、
「自分と向き合うこと」の大切さを知りました。
そのとき、強く感じたのが──
「中学生のうちに、誰かが自己理解のきっかけをくれていたら…」
という後悔です。
だから今、私は、
「中学生に自己理解を深める環境を提供したい」という思いで、
親御さんと一緒に歩んでいます。
もし、あなたが今……
もし、あなたが今……
「誰にも相談できずに苦しい」
「子どもの将来が不安で仕方ない」
「怒ってばかりの自分が嫌い」
そんな気持ちを抱えているとしたら──
どうか、1人で抱え込まずに、一度私に話してみてください。
話すだけで、心が軽くなることもあります。
一緒に、「あなたらしい親子関係」の形を探していきましょう。
最後に
あなたが今悩んでいるのは、
「子どもにとって、より良い親でありたい」と願っている証拠です。
その気持ちは、必ず伝わります。
少しずつ、ゆっくりで大丈夫です。
一緒に、前に進んでいきましょう。
ご案内:コーチングにご興味のある方へ
もし、この記事を読んで
・「うちの子も、こんなふうに悩んでいるかもしれない」
・「もっと子どもと深く向き合いたい」
・「誰かに話を聴いてもらいたい」
そう感じた方がいらっしゃいましたら、
ぜひ一度、大仏コーチングのセッションを体験してみてください。
子どもたちは、自分のペースで、自分の力で変わることができます。
その「一歩」を、一緒に応援できたら嬉しいです。