こんにちは。大仏コーチングです!
2025年7月19日、久留米市「宮ノ陣クリーンセンター」にて開催された親子参加型イベントに、外部講師として参加させていただきました。
今回は涼しい屋内で快適に実施することができ、参加されたご家族も安心して取り組むことができたと思います。
このイベントを通して、子どもたちの真剣な眼差しや、親御さんの温かいまなざしに何度も心を打たれました。
本記事では、当日の様子や感じたこと、活動の意義、そして私自身の今後への決意を記していきたいと思います。

「できた!」という経験が、子どもの自信になる
イベントのタイトルにもある「できた!」という言葉。
これは、私がコーチとして最も大切にしている言葉のひとつです。
「できた!」という実感は、たとえ小さなことであっても、
子どもにとっては自信と自己肯定感の芽生えになります。
今回は10種類のワーク体験を通して、
「挑戦してみたらできた!」「あきらめずに続けたらうまくいった!」という瞬間が、
たくさん生まれました。
子どもたちのその表情と、そっと寄り添う親御さんのまなざしを見て、
この活動の価値を改めて実感しました。
屋内だからこそ集中できた10種のチャレンジ体験
会場は広々とした屋内施設。
音響も照明も整い、熱中症などの心配もなく、どのワークもじっくりと取り組めました。
今回は以下のようなチャレンジが実施しました。
•生成AI(論理力)
パソコンに指示を出して、AIがどんな画像を生成するか?
言葉で伝える面白さと難しさを体験しながら、プログラミング的思考も育みます。
•段ボールタワー(挑戦)
高く積み上げるほどバランスが難しい。崩れても何度も挑戦する姿が印象的でした。
•けん玉・縄跳びチャレンジ(集中力)
「あとちょっとで成功する!」そんな手ごたえが子どもたちの集中力を引き出していました。
•自由アート(想像力)
さまざまな道具で自分の「好き」を表現していました。
親御さんもそっと隣で見守り、言葉をかける姿に胸を打たれました。
•パズル(思考力)
小さなピースを組み合わせて完成させる中で、
「やり直す」「工夫する」「見方を変える」といった非認知能力が自然と育まれていました。
どのワークにも共通していたのは、
**「正解がひとつじゃない」「自分なりの工夫ができる」**ということ。
これが子どもたちの創造性と主体性を引き出す要素だと感じています。
親御さんと一緒だから、挑戦できた
今回のイベントでは、「親子での参加」という点を特に大切にしていました。
・子どもが悩んでいるとき、
横に座って一緒に考える親御さん。
・うまくいかなくて落ち込んでいるとき、
「もう一回やってみようよ」と励ます声。
・何かを完成させたとき、
「すごい!」と結果だけでなく「ここまで頑張ったこと」を認める姿。
そうしたやり取りのひとつひとつに、
**「子育てって本当はこういう時間なんだな」**と、何度も教えられました。
子どもだけでも、親だけでもできない。
一緒に体験し、一緒に乗り越えて、一緒に喜ぶからこそ生まれる「できた!」があります。
“教育”ではなく、“共育”を
私はふだん、自己理解を軸としたコーチングを通じて、
中学生や保護者、教育関係者の方々と関わっています。
その中で常に思うのは、「一方的に教える教育」では限界があるということ。
子どもたちには、それぞれのペースや特性があります。
一律の「正解」や「基準」では、彼らの個性や可能性は引き出せません。
今回のように、「やってみる→考える→またやってみる」というサイクルを、
安心できる空間で繰り返すことが、まさに「学び」の本質だと思うのです。
そしてそれは、大人も同じ。
「親も一緒に育つ」「親も子どもと一緒に発見する」。
そんな“共育”のかたちが、このイベントにはありました。
これからの決意:コーチングを習い事に
私がこのイベントを通じて改めて感じたのは、
コーチングは“特別な人だけのもの”ではなく、すべての家庭・すべての子どもに必要だということです。塾やスポーツのようにコーチングも習い事です。
「自分って、何が得意?」「どうしたらうまくいく?」「どんなときに楽しい?」
そうした問いを自分自身に投げかけ、
対話の中で気づいていくこと。
それこそが、これからの時代に必要な“生きる力”です。
私はこれからも、こうしたイベントや講座を通して、
親子の対話をサポートし、子どもたちが「自分で人生を選べる力」を育てていきます。
最後に:あなたにも「できた!」を届けたい
今回のイベントを支えてくださった久留米市教育委員会様、一般社団法人子ども基地局の皆様、会場スタッフの皆様、
そして参加してくださったすべての親子の皆様、本当にありがとうございました。
子どもたちの「できた!」は、
未来への種です。
それを一緒に育ててくれる大人がいることで、
子どもたちはもっと自由に、もっと前向きに、未来に向かっていける。
これからも私は、コーチングを通じてその種をまき続けていきたいと思います。