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「たった一言で子供が変わる」——対話で未来が変わることを実感した日

こんにちは。大仏コーチングの竹田充志です。

先日、「たった一言で子供が変わる!〜親と先生のための対話スキル向上講座〜」を開催しました。

今回の講座には、子育て中の親御さんや教育現場で子どもたちと関わる先生方が参加してくださいました。

このブログでは、セミナー実施後の感想と、いただいたアンケートの声をご紹介しながら、私がこの活動を通して感じたこと、そして今後の決意について綴ります。

「否定しないこと」の重みを改めて感じた

講座ではまず、「子どもの成長を阻害するやってはいけないこと」として、“否定すること”の危険性をお伝えしました。
「夢を語る子に対して、『そんなの無理』と返していないか?」
「無意識のうちに“できなかったこと”ばかりに目を向けていないか?」
こうした問いに、参加者の皆さんは深く頷いていらっしゃいました。実際に、ある参加者のアンケートにはこんな気づきが書かれていました。
「子供を否定してはいけない」
たった一言の中に、大きな覚悟が込められているように感じました。
否定の言葉は、無意識のうちに出てしまうものです。しかしその一言が、子どもの自己肯定感を傷つけ、挑戦する意欲を削いでしまうのです。今回の講座では、その事実を知り、これからの言葉の選び方を見直すきっかけになったという声を多数いただきました。

自己理解の大切さを再確認

講座の後半では、「自己理解」がどれほど大切かをお伝えしました。これは、単なる自己分析ではありません。子どもに良い声かけをするためには、まず親や先生自身が自分の感情や価値観、言動の癖を理解している必要があるのです。
ある参加者は、こんなふうに書いてくださいました。
「自己理解の大切さは最近気になっていたワードでしたが、今回の講座でその重要性を再認識しました。また、自己理解することの可能性を感じました。」
まさに、私がこの活動を続ける意味そのものです。
人は、自分自身がどんな人間で、どんな価値観を持ち、どんな時に喜びや悲しみを感じるのかを理解してはじめて、他人とより良く関われるようになります。そしてその力は、親子関係にも、教育現場にも、職場にも、どんな人間関係にも通じる「土台」になります。

対話は「技術」であり、「愛」でもある

講座では、対話の具体的なスキルとして、「認める」と「質問する」という2つの軸を紹介しました。
たとえば、テストで50点を取った子どもに対してどう声をかけるか。
×「なんで50点なの?」
○「50点だったんだね。50%は達成できたね。どうしてこの結果になったと思う?」
このように、まず事実を肯定し、できたことに焦点を当て、未来への建設的な問いを投げかける——このプロセスが、子どもの“考える力”と“やる気”を育てます。
対話は「技術」です。ですが、根底には「愛」が必要です。相手の可能性を信じて、否定せずに、寄り添う。簡単なようで、とても難しい。でも、だからこそ意識するだけで、ぐっと関係が良くなるのです。

参加者の皆さまからの声(一部抜粋)

講座終了後にいただいたアンケートでは、多くの感動的な声をいただきました。一部を紹介させていただきます。

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本日の講座の1番の気づきは何ですか?

「考えないと意識しない、ということ」

今回の講座の参加目的は何でしたか?

「子育てと部下育成」

満足度について

「満足」

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本日の講座の1番の気づきは何ですか?

「自己理解の大切さ」

今回の講座の参加目的は何でしたか?

「子供への声かけが上手くいく方法を知りたい」

満足度について

「とても満足」

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本日の講座の1番の気づきは何ですか?

「子供を否定してはいけない」

今回の講座の参加目的は何でしたか?

「子供への正しい接し方を学びたかった」

満足度について

「とても満足」

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本日の講座の1番の気づきは何ですか?

「職場で生かすため、自分の将来のために受講しました。自己理解の大切は最近気になっていたワードでしたが、今回の講座で自己理解の大切さを再認識しました。また、自己理解することの可能性を感じました。」

今回の講座の参加目的は何でしたか?

「自分の子育てのため」

満足度について

「とても満足」

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本日の講座の1番の気づきは何ですか?

「家族の性格がバラバラなのは気づいていましたが、あらためてタイプに当てはまることて、これからの接し方を考えるきっかけになった事」

今回の講座の参加目的は何でしたか?

「子育てに活かす」

満足度について

「満足」

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本日の講座の1番の気づきは何ですか?

「子どもができていることを肯定はできていなかったと気づきました。否定的な言葉を使いがちだったとも思いました。」

今回の講座の参加目的は何でしたか?

「小2男児の育児の参考に」

満足度について

「満足」

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本日の講座の1番の気づきは何ですか?

「子どものタイプを知り、同じタイプになりきって接するということ」

今回の講座の参加目的は何でしたか?

「子育てや子どもとの関わりで役に立つのではないかと思った。」

満足度について

「満足」

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本日の講座の1番の気づきは何ですか?

「私自身が自分のことを分かっていないと気づいた。」

今回の講座の参加目的は何でしたか?

「我が子達、三姉妹(小3、小1、年中)みんなASDやADHDの特性があり、どう声を掛ければお互いもっと楽しく過ごせるか日々模索中。是非お話を聴いてみたかった。」

満足度について

「とても満足」

この活動の意義——“未来を変えるのは、今この瞬間の一言”

私の活動の根底には、「義務教育にコーチングを導入したい」という明確な目標があります。2033年までに、この目標を実現させると決めています。
なぜなら、私自身が中学時代に「自己理解が不足していたこと」で苦しんだからです。自分を知らないまま、他人と関わり、選択に後悔し、自分を責めて生きていました。そんな私を変えてくれたのが「コーチング」でした。
だからこそ、今、子どもたちに——そして子どもたちと関わるすべての大人たちに——その大切さを伝えたいのです。

最後に:これからも、みなさんとともに

この講座は、私一人の力でできたものではありません。斑鳩町教育委員会様・三郷町教育委員会様・安堵町教育委員会様はじめ関わってくださったすべての方のおかげで、無事に開催することができました。改めて、心から感謝申し上げます。
今後も私は、「自己理解を深める授業を義務教育に導入する」という目標に向かって、歩みを止めません。
1人でも多くの親御さん、先生、子どもたちが、「自分を知ること」の大切さに気づき、人生を前向きに歩んでいけるよう、これからも講座や研修を通して活動を続けてまいります。
「たった一言」が、子どもの未来を変える。
そんな一言を、全国の親と先生が届けられる社会を目指して。

ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。
今後の開催予定や、活動の報告は引き続きブログやSNSで発信していきます。興味のある方は、ぜひチェックしてみてくださいね!